7/28(火) |
 |
あんなに大量に飛び交っていたキオビエダシャク(幼虫がマキノキを食害する蛾)だが、この所ぴたりと見なくなった。
が、年に数回産卵するらしいので、またそのうち飛び始めるのかもしれない。
ヒラヒラと不器用そうに飛ぶので、最初のうちは簡単に虫取り網で捕獲できたのだが、数日経つと、白い網を持ちだした途端、アオスジアゲハに変身、俊敏な動きで捕まらなくなった。
学習するキオビエダシャク、温暖化とともにどこまで北進するのだろうか。
|
オッ!4個も |
|
7/26(日) |
 |
先日、東京ミッドタウンにある安藤忠雄設計の 「21−21 DESIGN SIGHT」
を見ることができた。
片流れで横長のこの建物は、半分地下に埋まっており、シンプルで大胆だった。近くにある黒川記章設計の新国立美術館とは対照的だ。
「表参道ヒルズ」も吹き抜けが効果的で、建物の中に作られた、表参道と同じ勾配の坂道を、ゆっくり歩くのも気持ちがいい。
いつか、「安藤忠雄設計の建物を巡る旅」 ができたらと思っている。
|
「21−21」 |
|
7/9(木) |
 |
今夜のクローズアップ現代は、無頼棋士と言われた藤沢秀行さんを取り上げていた。
亡くなる直前、点滴につながれながら、弟子に向けてしたためた書は 「強烈な努力」
。碁石を打つ棋士の指は、人差し指が短くなるのだそうだが、お弟子さんの一人が、「亡くなって初めて先生の手を触らせてもらったら、人差し指が小指よりも短かった。」と感慨深げに語っていた。
私が昔、力仕事で鍛えられて、横長の下駄爪になったと自慢したのを覚えていた妻から、「あなた、下駄爪くらいで自慢してちゃ、ダメなんじゃない?!」
と突っ込みを入れられてしまった。
それはさておき、数々の名棋士を育てた藤沢さんの人生、囲碁への強烈な思いには、胸が熱くなった。
|
最新の庭 |
|
7/8(水) |
 |
夏の朝は、新聞配達のバイクの音で目が覚める。
この時期、5時くらいにはもう空も明るい。ニワトリのコケコッコーが遠くから聞こえてきて、キジバトも庭のコナラの梢でクックーと鳴き始めた。
今朝はそれに加えてチィーチィーゼミの挨拶まであった。庭を作って16年、毎年この庭で生まれるチィーチィーゼミが、20匹くらいはいそうだ。ヤブキリが虫を探してコナラの幹を登って行った。
小さな雑木の庭でも、夏の生き物たちが次々に出番を迎えている。
|
庭の片隅でひっそりと・・・ |
|
7/7(火) |
 |
今日朝のテレビで、七夕にちなんだスイーツを紹介していた。甘み好きとしては見逃せない話題だったのだが、こなしでアニメチックな彦星や、織姫を作ったものには、どうも食指が動かなかった。
具体的にそのままの形を作るのではなく、色の具合や、形にちょっとした工夫を加えることで何かをイメージさせるのが、日本人の感性のような気がするのだが・・・・。
庭作りの中でも、余韻とか余白とか、気配や予感、そんなものを大事にできたらと思っている。
|
『和菓子の四季』 |
|
7/6(月) |
 |
雑誌に掲載された庭の施主の方々からは、「いい記念になった」 と喜んでいただいている。
庭は、焼き物などと違って、施主がいらっしゃらないと作ることはできない。これまで施主の方々との、沢山のいい出会いに恵まれてきたと思う。本当に有難いことだ。
16年前にも 「九州・宮崎の<庭の会> 9人の作庭」 ということで、掲載していただいたので、もう
『庭』 に載ることはないだろうなあと思っていた。また、こんな風に掲載していただくことができて
「幸せな植木屋さん」 だと思う。取材してくださった編集の豊藏さんにも、心から感謝している。
これからも施主の方に喜んでいただける庭を作っていかなくてはと、心を新たにしているところだ。
|
何か心が落ち着く |
|
7/2(木) |
 |
以前も書いたキオビエダシャクが、いよいよ宮崎でも大量発生し始めたようだ。この蛾の幼虫の食害を受けると、一夜にしてイヌマキ類が裸になる。
我が家でもこの所、玄関先を毎日飛び交うようになった。羽を広げて止まるし、鮮やかな濃紺に黄色の帯があるので、すぐ目につく。
お隣がラカンマキの垣根なので、気が気ではない。可哀そうだが昨夜2頭、今日も1頭、捕獲して駆除した。
イヌマキ・ラカンマキ・ナギノキを植えておられる皆さん、どうぞお早めの対策を。 |
お気を付け下さい!! |
|
7/1(水) |
 |
「こなら亭」「月陽亭」「クリニック草」が載った雑誌『庭』7月号(bP88)が発売された。
雑木の庭の魅力は、なかなか写真では伝えきれないと思う。
ぜひ来春のオープンガーデンで、その魅力を実感してください。 |
雑誌『庭』7月号 |
|
― HOME ― |