| ７/２４（日） |
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我が家で親しみをこめて「芳雄ちゃん」と呼ぶ原田芳雄さんが亡くなった。
映画を観た後に初めてポスターを買ったのが 『赤い鳥逃げた？』 （藤田敏八）で、主演は原田芳雄だった。宮崎でどうしても観たくて「なんとかして」上映会をやった映画
『竜馬暗殺』 （黒木和雄）の主演も原田芳雄。私の中の坂本竜馬とイメージがだぶって、まさにはまり役だった。
妻は、宮崎で３回会っている。西都原古墳の野外ライブに駆けつけ、タンクトップの背中にサインをもらった。エッセイ集
『Ｂ級パラダイス』 、ＬＰレコード 『レイジー・レディー・ブルース』 にもサインが入っている。ブルース歌手原田芳雄のバックでサックスを吹いていた女性に憧れて、妻はサックスを習い始めた。
遺作になった 『大鹿村騒動記』 （阪本順治）は、いろんな人がちゃんと存在している、いいＢ級映画だった。黒澤監督から
『影武者』 のオファーがあっても、微動だにしなかったという芳雄ちゃん。安らかに。
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妻の宝物
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